３世帯同居をされていたご家族の庭。
忙しい毎日では手入れが行き届かず、雑草が生え、誰も立ち入らない空間になっていました。

お庭はリビングと玄関に面していたため、景観がよく、ご家族でくつろげるように。
またご友人も多いため、ゲストを招いてもてなせるような空間にしたい、とのご要望でした。

玄関の横に設置した扉からは、奥へと続くお庭の景色が伺えます。

足下には、クラシカルな風合いのタイルを敷き、まるでずっと昔からそこにあったような雰囲気に。

扉の奥には、落ち着いた自然石貼りの花壇と、植物のグリーンが目に入り、光に包まれた明るい空間が迎えてくれます。

お庭の奥には、明るいベージュのタイルのテラスが広がります。
お部屋の中と同じ高さで床が続くことで、リビングもお庭も以前より広く感じられるようになりました。

お部屋の窓と向かい合う位置に、ご家族やゲストが皆でくつろげるベンチを。
背後には目隠しとして高さのあるウォール。手前に花壇や植栽を配置して、圧迫感を感じさせない工夫をしています。

アクセントに濃い色のモザイクタイルを使い、シックな大人の空間を演出しています。

ゲストをお迎えしたときの視線を配慮し、収納スペースや水回りのデザインにもこだわりました。

物置の目隠しとして、ヨーロッパの雰囲気が漂う木製ドア風のウォールをオーダーメイドでおつくりしました。

水回りには、レトロな雰囲気のブルーのタイルでガーデンシンクを。
手を洗う際の使い勝手にも配慮し、高さのあるシンクをデザインしました。

夜のお庭は、ガーデンライトや間接照明の灯りに包まれ、大人のラグジュアリーな空間へと変化します。

照明の効果を高めるよう、凹凸のある石材やメタリックな質感のモザイクタイルを使い、光の美しさを演出しています。

背景となる白いウォールには、植栽の陰が映し出され、あたたかみのある自然な空間を楽しむことができます。

大切なご家族やゲストの皆様と、ゆったりとくつろいでいただける、そんなお庭になりました。