駅から近く便利な立地にあるご自宅。都心の住宅街にありがちな車と自転車を停めるだけで一杯になってしまう限られた敷地でしたが、工夫して楽しめるような空間にしたい、とのご相談でした。 また、奥様は植物がお好きとの事で、小さくてもよいので植物が育てられるお庭のようなスペースもほしい、とのご希望もございました。

ぬくもりのある質感の外壁に美しいアーチが施された建物の雰囲気に合わせて、ドアと同じダークブラウンのウッド素材のウォールでやわらかな門構えに。

右側のウォールは、裏側に停めている自転車をさりげなく目隠しする役目も果たしています。

床には、アンティークな風合いのタンブル仕上げの自然石を選び、抑えた色調をミックスすることでモダンなアレンジを加えています。

真鍮のサインや北欧デザインのポストなど、アンティークとモダンをうまくとりいれながら、全体的に色合いを控えめにすることで、大人のシックな雰囲気にまとめています。

限られたスペースの玄関まわり。ちょっとした隙間もアイディア次第で有効活用できます。

ウォールの裏側には、フックを取り付けて、傘や小さなポットをひっかけられるように。ウォールの側面には、水道の蛇口とホースをかけられるフックを取り付けました。

奥様との”あったらいいな”という会話から、アイディアが生まれ、暮らしやすい空間へと変化してきます。

門構えの前や玄関まわりりのちょっとした隙間を植栽スペースにすることで、まるでお庭のような雰囲気が楽しめるフロントガーデンをつくることができます。

広いお庭だとお手入れも大変ですが、玄関前の小さなスペースならそんなに手間もかかりません。

お気に入りの雑貨や多肉植物を組み合わせて、自分らしいアレンジを楽しむ。
そんな暮らしが楽しめる空間になりました。